テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は3日、男子シングルス3回戦が行われ、第6シードの
錦織圭(日本)が世界ランク42位の
N・マウー(フランス)に4-6, 6-1, 6-2, 6-2の逆転で勝利し、2年ぶり3度目のベスト16進出を果たした。
>>全米オープン対戦表<<>>錦織vsマウー1ポイント速報<<第1セット、マウーの緩急をつけたテニスに対応することが出来ず、第5ゲームでブレークを許した錦織は、その後もチャンスボールをミスするなどでペースを掴めず、このセットを落とす。
第2セットに入ってもマウーにキレのあるショットを決められる中、第4ゲームで我慢のラリー戦を制した錦織が初のブレークに成功。さらに第6・第7ゲームを連取して、セットカウント1-1に追いつく。
そして、第3セットを40分で取った錦織が、第4セットの序盤では4ゲームを連取して主導権を握り、勝利を手にした。
4回戦では、第21シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)と予選から勝ち上がってきた
J・ドナルドソン(アメリカ)の勝者と対戦する。
もし錦織がベスト8進出を果たした場合、準々決勝ではリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で金メダルを獲得した第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する可能性がある。同日の3回戦でマレーは
P・ロレンジ(イタリア)を下し、4回戦へ駒を進めている。
全米オープンで錦織は2014年にグランドスラム初の決勝進出を果たし、
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも準優勝。2015年は1回戦で
B・ペール(フランス)にフルセットで敗れた。
リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では銅メダルを獲得し、その後W&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)に出場したが3回戦で敗退。数日間の休養後、フロリダでトレーニングを積んで今大会に臨んでいる。
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