男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は17日、シングルス1回戦が行われ、予選を勝ち抜いた世界ランク102位の
杉田祐一が同27位で注目の19歳
A・ズベレフ(ドイツ)を6-7 (4-7), 6-4, 6-2の逆転で破り、マスターズ初勝利で2回戦進出を果たした。
>>W&Sオープン対戦表<<この試合、第1セットを落とす苦しい展開の杉田は、第2セットで2度のブレークに成功してファイナルセットへ持ち込む。そして、ファイナルセットでもズベレフのサービスゲームを2度破り、2時間31分で勝利した。
2回戦では、第15シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)をフルセットで下した
N・マウー(フランス)と対戦する。
27歳の杉田は、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で
B・ベイカー(アメリカ)を逆転で破り、五輪初勝利をあげた。2回戦では
G・シモン(フランス)に善戦するも敗退。
一方、杉田に敗れたズベレフは、今年6月のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝、ATP500)準決勝で
R・フェデラー(スイス)を破り、今シーズン2度目のツアー決勝進出。世界ランキングでは今年の8月に自己最高の24位へ浮上した。
また、同日にはシングルス2回戦も行われ、第5シードの
錦織圭が予選勝者の
M・ユーズニー(ロシア)をストレートで下し、順当に3回戦進出を決めている。
■関連ニュース■
・錦織に惜敗ナダル 主審に抗議・錦織戦 腕立て伏せで観客魅了・錦織 五輪初戦でハプニング