リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は11日、テニスの男子シングルス3回戦が行われ、第4シードの
錦織圭が世界ランク121位の
A・マーティン(スロバキア)を6-2, 6-2のストレートで下して、2012年のロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)に続いて五輪2大会連続のベスト8進出を果たし、日本テニス96年ぶりのメダル獲得に前進した。
>>錦織vsマーティン1ポイント速報<<>>男子シングルス対戦表<<両者の3回戦は大会5日目の10日に行われる予定だったが、雨による悪天候の影響で11日へ順延した。
この日、錦織は1ブレークを許すも、攻撃的なリターンを武器に3度のブレークに成功し、29分で第1セットを先取。
第2セットも試合の主導権を握り、第6ゲームでマーティンのサービスゲームをブレーク。その後もリードを守り、危なげなく8強入りを決めた。
準々決勝では第6シードの
G・モンフィス(フランス)と第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)の勝者と対戦する。
日本テニスのシングルスでのメダル獲得は、1920年のアントワープ・オリンピック(ベルギー/アントワープ)で
熊谷一弥が獲った銀メダルが最後で、錦織は96年ぶりのメダルを狙う。
2012年のロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)では
D・フェレール(スペイン)らを破り、日本男子シングルスで原田武一以来88年ぶりのベスト8進出を果たした。
同日の男子シングルス3回戦では
ダニエル太郎が、初戦で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を下した元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に逆転で敗れ、ベスト8進出とはならなかった。
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