リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は6日、男子テニスのシングルス1回戦が行われ、オリンピック初出場である世界ランク107位の
杉田祐一(日本)は同334位の
B・ベイカー(アメリカ)に5-7, 7-5, 6-4の逆転で勝利し、2回戦進出を決めた。
>>男子シングルス対戦表<<この試合、ベイカーの強打に押されて第1セットを落とした杉田は、第2セットの第5ゲームでブレークに成功するも、続く第6ゲームですぐにブレークバックを許す。その後、第11ゲームで2度目のブレークに成功すると第12ゲームでは攻め続け、このセットを取りファイナルセットへ持ち込む。
その後、勢いに乗った杉田は3度のブレークに成功し、2時間21分で勝利を手にした。
2回戦では、第15シードの
G・シモン(フランス)と
B・チョリッチ(クロアチア)の勝者と対戦する。
当初、杉田は今大会に出場予定ではなかったが、
R・フェデラー(スイス)や
J・ヴェセリ(チェコ共和国)らが欠場を表明したため、繰り上がりで
ダニエル太郎(日本)と共にオリンピック初出場が決まった。
同日の1回戦では、第4シードの
錦織圭(日本)が世界ランク33位の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)に6-2, 6-4の快勝で初戦突破。世界ランク118位のダニエル太郎は第14シードの
J・ソック(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで破る番狂わせを起こし、2回戦進出を果たした。
女子では
土居美咲(日本)が
Y・シュウェドワ(カザフスタン)、
日比野菜緒(日本)は
I・C・ベグ(ルーマニア)と初戦で顔を合わせる。また、女子ダブルスには土居/
穂積絵莉(日本)組が第2シードの
C・ガルシア(フランス)/
K・ムラデノヴィック(フランス)組との初戦に挑む。
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