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錦織戦で信じられないミス

スタン・ワウリンカ
ウィンブルドン時のワウリンカ
画像提供: tennis365.net
男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は30日、シングルス準決勝が行われ、第2シードのS・ワウリンカ(スイス)は第3シードの錦織圭(日本)に6-7 (6-8), 1-6のストレートで敗れ、決勝進出を逃した。

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この試合、ワウリンカは第1セットで先にブレークし、第9ゲームではサービング・フォー・ザ・セットを迎えた。しかし錦織にブレークバックを許してしまい、このセットはタイブレークへ突入。

タイブレークでは6-4とリードして2本のセットポイントを握ったが、自身のダブルフォルトや、錦織の安定したプレーにミスを重ねてセットカウント0-1に。

第2セットに入ると、第1セットで見せたワウリンカの勢いは失速し、序盤で4ゲーム連取を許す苦しい展開に。

この第4ゲームでワウリンカは、信じられないようなミスを犯した。

それは、ネットに出る錦織に、ワウリンカは強烈なバックハンドのショットを放った。錦織の飛びついたボレーは大きく浮いてネットぎりぎりに落ち、ワウリンカにとって絶対に決めなければいけないチャンスボールだった。

しかし、ワウリンカはこれをミスしてしまった。会場からはどよめきが起き、照れ隠しのようにウエアで顔を隠した。

以降も試合の流れは錦織に傾き、1時間28分で力尽きた。

決勝進出を決めた錦織は、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と優勝を争う。

この日、ジョコビッチは第10シードのG・モンフィス(フランス)を6-3, 6-2のストレートで破っての勝ち上がり。






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