テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は大会4日目の30日、男子シングルス2回戦が行われ、第8シードのD・ティエムは世界ランク64位の
J・ヴェセリ(チェコ共和国)との同世代対決に6-7 (4-7), 6-7 (5-7), 6-7 (3-7)の接戦の末に敗退。同日には第13シードの
D・フェレール(スペイン)らシード勢の早期敗退が相次いだ。
>>錦織vsクズネツォフ1ゲーム速報<<>>ウィンブルドン対戦表<<ティエムとヴェセリは一歩も譲らず3セット全てタイブレークにもつれ込む接戦となった。常に攻めの姿勢を崩さず打ち込むティエムだったが、粘りのプレーで食らいついてきたヴェセリに押され、最後はフォアハンドがラインを割り、2時間45分の接戦に終止符が打たれた。
今シーズン、ティエムはハード・クレー・芝の3つのサーフェスで優勝。全仏オープンではグランドスラム初4強入りで、大会後の世界ランキングでは初のトップ10入りを果たすなど、今最も勢いのある若手選手の1人。
一方、勝利したヴェセリは3回戦で第31シードの
J・ソウサ(ポルトガル)と対戦する。
今年4月のモンテカルロ・マスターズでは、2回戦で世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)をフルセットで破る金星をあげた。過去のウィンブルドンでは、2014年の3回戦進出が最高成績。
また、同日の2回戦では第13シードのフェレールが
N・マウー(フランス)に1-6, 4-6, 3-6のストレート負け。第16シードの
G・シモン(フランス)は
G・ディミトロフ(ブルガリア)に3-6, 6-7 (1-7), 6-4, 4-6、第26シードの
B・ペール(フランス)は
J・ミルマン(オーストラリア)に6-7 (5-7), 3-6, 6-4, 2-6で敗れるなど、シード勢が早期敗退。
一方、第2シードの
A・マレー(英国)、第5シードの
錦織圭らは順当に3回戦へ駒を進めた。
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