男子テニスで世界ランク110位の
ダニエル太郎が13日に自身のブログを更新し、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でグランドスラム初勝利をあげるも、その後の下部大会で結果を出せずにいる現在の葛藤を綴った。
ダニエル太郎は、5月に行われた全仏オープン1回戦で
M・クリザン(スロバキア)を下し、四大大会の初勝利を果たした。
しかし、その後出場したチャレンジャー大会では2週連続の早期敗退でポイントを稼げず、今季4月に最高85位を記録した世界ランキングは現在110位まで落ちてしまった。
この結果について、ダニエル太郎は「最悪な結果」と綴り、「今は精神的にあまり良い状態じゃない」との理由で、来週出場する予定だったフランスのチャレンジャーのキャンセルを決断した。
「テニス自体は良くなっているとは確信していますが、勝てるはずの試合に勝てないと相当落ち込んでしまい、特に今はなぜ勝てないのかが理解できないので、心配や恐怖ばかりです」とダニエル太郎。
「タフなトレーニングを乗り切れれば、出口が見えない心配や恐怖も吹っ飛んでいってくれると思います」と現状を打破するために、今後10日間ほどトレーニングを積むとのこと。
また「心配や恐怖はフェデラーでもナダルでもあるもの。そういう気持ちが自分の中にあると自覚するのが大切です」とトップ選手でも考えることだと自身に言い聞かせていた。
最後に「今はテニス選手が1年のツアーの中で誰でも通る辛い時期。今回はあまり元気のないブログ更新で申し訳ないですが、みなさんに正直な思いを伝えたかったです!いつもありがとうございます!」とファンへ向けて綴った。
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