男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は9日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
R・フェデラー(スイス)が世界ランク65位の
T・フリッツ(アメリカ)を6-4, 5-7, 6-4のフルセットで下し、ベスト8進出を果たした。
この試合は前日に行われるも雨の影響で順延となり、フェデラーから見てゲームカウント4-3とリードした状態から再開された。
再開後、第1セットを先取したフェデラーだったが、第2セットは第12ゲームでブレークを許して試合はファイナルセットへ。
フェデラーはファイナルセットでも苦戦を強いられるが、第9ゲームでブレークに成功して1時間40分で勝利した。
準々決勝では、予選勝ち上がりの
F・マイヤー(ドイツ)と対戦する。
フェデラーは全仏オープンを腰の怪我を理由に欠場しており、今大会は約1カ月ぶりの復帰戦。今季は膝の手術を受けるなど故障が相次ぎ、現在ATP最終戦ランキング「RACE TO LONDON」(今季獲得ポイント)は15位としている。
一方、敗れたフリッツは現在トップ100の選手で最も若い18歳。2月のメンフィス・オープンではノーシードから決勝まで勝ち上がり、
錦織圭(日本)に敗れるもツアー大会で自身初の準優勝を飾った。
今大会のシード勢は第1シードにフェデラー、第2シードに
M・チリッチ(クロアチア)、第3シードに
D・ティエム(オーストリア)、第4シードに
G・シモン(フランス)となっている。
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