テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会3日目の24日、男子シングルス1回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク95位の
ルー・イェンスン(台湾)を6-4, 6-1, 6-1のストレートで下し、大会初優勝・生涯グランドスラム達成(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)へ前進した。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、第1セットを先取したジョコビッチは、その後も自身のペースを崩さずに第2セットを取り、最後はバックハンドのドロップショットを決めて勝利を手にした。
2回戦では、予選勝者の
S・ダルシス(ベルギー)と対戦する。
世界ランク1位のジョコビッチは、昨年のウィンブルドンから全米オープン、今年の全豪オープンと3大会連続で優勝を飾っている。今回タイトルを獲得すれば、グランドスラム4大会連続優勝を飾ることになり、男子テニスでは約半世紀ぶりの偉業達成となる。
この偉業は、
R・フェデラー(スイス)や
R・ナダル(スペイン)、
P・サンプラス(アメリカ)も達成していない。
昨年の全仏オープンでは決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れ、惜しくもタイトル獲得には届かなかった。今大会は未だ獲得していない全仏オープンの優勝を狙う。
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