男子テニスツアーのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)に第3シードで出場予定だった世界ランク3位の
R・フェデラー(スイス)は、練習中に痛めた腰の怪我のため、2日に欠場を表明した。
>>マドリッド・オープン対戦表<<フェデラー曰く、週末に行っていた練習中に腰を痛めてしまい、その怪我を悪化させたくないという思いから、大事をとっての判断だと語っていた。
フェデラーは、1月に行われた全豪オープン直後に不注意から負ってしまった膝の怪我で手術を要し、その怪我のために約2カ月間公式戦から遠ざかっていた。
マドリッド・オープンで過去3度の優勝を誇る34歳のフェデラーは、大会へのエントリーも直前に行っていた。当初、発表していた今シーズンのスケジュールに今大会は含まれていなかったが、3週間後に控えた今季2度目のグランドスラムである全仏オープンへ向けての準備として、今大会への出場を決めていた。
30日には元気な姿で練習を行っていたが、1日に予定していた記者会見を突然キャンセルし、同時に練習コートにも姿を現していなかったために、メディアからは欠場するのではとの憶測が飛んでいた最中だった。
フェデラーが語ったところによると、30日の練習中に痛みを感じ、その後も回復の兆しが見れなかったとしている。そのために、4日に予定されていたフェデラーの初戦となる2回戦までに万全の状態にはならないとの判断を下していた。
フェデラーは、今回の怪我はそれほど酷いものではないとし、過去にも似たような怪我をしたことがあり、どう対処したら良いかも分かっていると語っていた。
今後は、来週開催されるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)に、全仏オープンへ向けて出場するのではと考えられている。
もし来週の大会へ出場したら、それはフェデラーにとって今季2度目のクレーコート大会となる。フェデラーは先月行われたモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)に出場し、準々決勝で
G・モンフィス(フランス)に敗れた。
マドリッド・オープンでは2006・2009・2012年と優勝を飾っていたが、昨年は初戦の2回戦で
N・キリオス(オーストラリア)の前に敗退していた。
今週のマドリッド・オープンには、その他のトップ10選手が全てエントリーしている。
今大会の女子部門では、世界ランク1位で第1シードで出場するはずだった
S・ウィリアムズ(アメリカ)も病気のために欠場すると先週発表していた。大会側からの発表では、セリーナは発熱があり、100パーセントの状態で臨めないとしての欠場だった。
セリーナは過去の同大会で、2012年と2013年に2連覇を果たしていた。
(STATS - AP)
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