男子テニスツアーのBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、クレー、ATP250)は29日、シングルス準々決勝が行われ、第8シードで世界ランク49位の
A・ズベレフ(ドイツ)が第1シードで同13位の
D・ゴファン(ベルギー)を6-3, 4-6, 6-3のフルセットで破り、ベスト4進出を果たした。
初対戦となったこの試合、ズベレフはファーストサービスが入った時に71パーセントの確率でポイントを獲得して第1セットを先取するも、第2セットでは接戦の末に落としてセットカウント1-1に。
その後、ファイナルセットではゴファンに1度もブレークチャンスを与えない試合を展開。最後はゴファンのリターンがネットにかかり、ズベレフが2時間22分で勝利を手にした。
準決勝では、第3シードの
D・ティエム(オーストリア)と対戦する。
現在19歳のズベレフは、ジュニア時代から22歳のティエム、21歳の
N・キリオス(オーストラリア)、20歳の
西岡良仁、19歳の
B・チョリッチ(クロアチア)、18歳の
A・ルブレフ(ロシア)らと共に力をつけてきた。
昨年のATPアワードでシングルスランキング100位以内で最も若い選手に贈られる年間最優秀新人賞(The ATP Star of Tomorrow Award)を受賞するなど、注目の若手選手である。
今季は2月の南フランス・オープン2回戦で
M・チリッチ(クロアチア)、ABNアムロ 世界テニス・トーナメント2回戦で
G・シモン(フランス)を下すなどの活躍を見せた。
3月のBNPパリバ・オープンでは4回戦で
R・ナダル(スペイン)に敗れるも、ナダルに「将来世界1位にも成り得る選手だ。」と称賛され、また
N・ジョコビッチ(セルビア)にも「とても明るい未来が待っている。」とトップ選手から太鼓判を押されている。
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