男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は23日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
錦織圭が第6シードで2連敗中だった因縁の相手である
B・ペール(フランス)に6-3, 6-2の完勝で3年連続の決勝進出を果たし、大会史上3人目の3連覇へ王手をかけた。
>>バルセロナ・オープン対戦表<<この試合、昨年の全米オープン1回戦と同年の楽天ジャパン・オープン準決勝でペールに2連敗していた錦織は、第5・第9ゲームでブレークして第1セットを先取。
第2セットは第3ゲームでブレークバックを許すも、第4・第8ゲームでブレークに成功した錦織がペールをストレートで破って決勝進出を決め、対戦成績を3勝2敗とした。
決勝では、第1シードの
R・ナダル(スペイン)と第10シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)の勝者と対戦する。
今大会、錦織は初戦の2回戦で世界ランク102位の
T・デ=バッカー(オランダ)、3回戦で第13シードで同33位の
J・シャーディ(フランス)、準々決勝で第11シードで同30位の
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)、そして準決勝でペールをいずれもストレートで下しての勝ち上がり。
今シーズンは1月の全豪オープンでベスト8進出、2月のメンフィス・オープンで前人未到の4連覇を達成。アビエルト・メキシコ・テルセルでまさかの2回戦敗退を喫するも、3月のBNPパリバ・オープンでは大会初の8強入り、マイアミ・オープンでは自身2度目のマスターズ決勝進出を果たした。
バルセロナ・オープンでは2014・2015年に優勝しており、
M・ビランデル(スウェーデン)とナダルに続く大会史上3人目の3連覇を狙う。
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