男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は21日、シングルス3回戦が行われ、第2シードで世界ランク6位の
錦織圭が第13シードで同33位の
J・シャーディ(フランス)を6-3, 7-5のストレートで下し、3年連続の8強入りを決めた。
>>バルセロナ・オープン対戦表<<この試合、錦織は主導権を握り、得意のドロップショットや逆をつくショットでシャーディを圧倒して第1セットを先取。第2セットでは第10ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるも、土壇場でシャーディにブレークバックを許す。その後、息を吹き返した錦織は第11・第12ゲームを連取して、ストレート勝ちをおさめた。
準々決勝では、第11シードの
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)と予選勝者の
K・カチャノフ(ロシア)(ロシア)の勝者と対戦する。
錦織は初戦の2回戦で世界ランク102位の
T・デ=バッカー(オランダ)をストレートで下して3回戦へ駒を進めていた。
今シーズンは1月の全豪オープンでベスト8進出、2月のメンフィス・オープンで前人未到の4連覇を達成。アビエルト・メキシコ・テルセルではまさかの2回戦敗退を喫するも、3月のBNPパリバ・オープンで大会初の8強入りを果たした。
マイアミ・オープンでは自身2度目のマスターズ決勝戦進出。決勝では王者
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも、今季の目標に掲げているマスターズ制覇にあと一歩のところまで迫った。
今大会、ボトムハーフ(対戦表の下半分)に位置する錦織は、上位シード勢が勝ち進んだ場合、準決勝では第6シードの
B・ペール(フランス)と対戦する組み合わせ。
バルセロナ・オープンでは2014・2015年に優勝しており、
M・ビランデル(スウェーデン)と
R・ナダル(スペイン)に続く大会史上3人目の3連覇に挑む。
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