女子テニスの21日付WTA世界ランキングが発表され、1月の全豪オープン期間中に受けた薬物検査で禁止薬物の陽性反応が出たことによるドーピング違反で世界を騒がせている元女王の
M・シャラポワ(ロシア)は、BNPパリバ・オープン女子を欠場したことで120ポイントを失い、世界ランクを11位に落とした。これは2011年以来 約5年ぶりとなるトップ10からの転落となった。
28歳のシャラポワは3月上旬に開いた記者会見にて、今年から禁止薬物に指定されたメルドニウムを自身の不注意で使用していたことを発表。以降はツアー大会を欠場、シャラポワと契約していた大手スポンサーも次々と契約停止を発表している。
また、会見では国際テニス連盟であるITFから長期に亘る出場停止処分が下される可能性があると語っており、そうなると今シーズンの活動はおろか、夏に行われるリオ・オリンピックへの出場の可能性も絶たれる。
ITFからは、未だシャラポワに対する対応の詳細は発表されていない。
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