女子テニスツアーのBMWマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、ハード)は29日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク82位の
奈良くるみ(日本)が元世界ランク5位の
D・ハンチュコバ(スロバキア)を6-4, 6-7 (4-7), 7-6 (12-10)の大接戦の末に下し、辛くも初戦突破を決めた。
この試合、奈良は掴んだ2度のブレークチャンスを全て活かして第1セットを先取。しかし、第2セットで3度のブレークからタイブレークに突入するも、ハンチュコバに5ポイント連取を許してセットカウント1-1とする。
その後、ハンチュコバに試合の流れが傾きマッチポイントを握られるも、3時間19分で勝利を手にした。
両者は今回が2度目の対戦で、奈良はハンチュコバから初の勝利を飾った。
2回戦では第6シードの
E・ブシャール(カナダ)と
L・チャン(香港)の勝者と対戦する。
奈良は今季、1月の全豪オープンでは1回戦で
O・ドダン(フランス)を下し、グランドスラム4大会連続の初戦突破。2回戦では
M・ガスパリョン(ロシア)に敗れて2年ぶりの3回戦進出を逃した。
その後、2月上旬に行われた台湾オープンでは今シーズン初の8強入りを果たし、準々決勝では
土居美咲(日本)と対戦する予定だったが、奈良が足の負傷により棄権を申し入れて5度目の対決とはならなかった。
同日の1回戦では第5シードの
日比野菜緒(日本)も登場したが、世界ランク121位の
Y・デュアン(中国)に4-6, 2-6のストレートで敗れて初戦敗退となった。
また、今大会には日本勢から
尾崎里紗(日本)と
加藤未唯(日本)が予選を勝ち抜き本戦入りを決めている。
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