男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル男子(メキシコ/アカプルコ、ハード)は25日、シングルス準々決勝が行われ、予選勝者で世界ランク102位の
T・フリッツ(アメリカ)は同43位の
S・クエリー(アメリカ)に6-2, 4-6, 4-6の逆転で敗れ、ベスト4進出とはならなかった。
>>アカプルコ大会 対戦表<<この試合、強力なサービスを持つクエリーから2度のブレークに成功して第1セットを先取したフリッツだったが、第2セット以降は14本のサービスエースを叩き込まれるなど1度もブレークチャンスを掴むことが出来ず、1時間28分で準々決勝敗退となった。
18歳のフリッツは元ジュニア世界ランキング1位のアメリカ期待の新星で、14日まで行われていたメンフィス・オープンでは決勝で
錦織圭(日本)に敗れるも準優勝を飾った。
今大会では予選を突破し、1回戦で第8シードの
J・シャーディ(フランス)、2回戦で
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)を下しての勝ち上がりだった。今回クエリーに敗れるもベスト8進出を果たし、来週発表の世界ランキングでは自身初となる100位圏内を確実なものとした。
一方、勝利したクエリーは準決勝で第4シードの
D・ティエム(オーストリア)と対戦する。ティエムは同日の準々決勝で第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を下しての勝ち上がり。
クエリーはメンフィス・オープンの準決勝で錦織に敗れるも、今大会の2回戦で錦織を破り、リベンジを果たした。また、前週のデルレイ・ビーチ・オープンで今季初優勝を飾るなど調子を上げており、今回は2大会連続優勝をかけた戦いとなっている。
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