男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル男子(メキシコ/アカプルコ、ハード)は24日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
錦織圭は世界ランク43位の
S・クエリー(アメリカ)に4-6, 3-6のストレートで敗れ、ベスト8進出とはならなかった。
>>アカプルコ大会 対戦表<<両者は今月のメンフィス・オープン準決勝でも対戦しており、その時は錦織が逆転で勝利していた。
この試合の第1セット、クエリーの強打に押された錦織は第2ゲームでダブルフォルトを犯すなどでブレークを許す。第9ゲームはブレークバックするも、第10ゲームで2度目のブレークを許した。
第2セットの第4ゲームでダブルフォルトを犯した錦織は、苛立ちからラケットを投げるシーンもあった。
以降は流れを変えようとサーブ・アンド・ボレーをするもクエリーに鋭いリターンを決められ、さらにミスを連発した錦織はベスト8進出とはならなかった。
今回でクエリーとの対戦成績を5勝4敗とした。
今月のメンフィス・オープンで大会史上初となる4連覇の偉業を成し遂げた錦織。今大会ではシーズン2勝目を狙っていたが、2回戦で姿を消した。昨年のアビエルト・メキシコ・テルセルでは準優勝を飾っていた。
一方、勝利したクエリーは準々決勝で、予選勝者の
T・フリッツ(アメリカ)と
V・エストレージャ=ブルゴス(ドミニカ共和国)の勝者と対戦する。
198センチの長身からのサービスと強烈なストロークが武器のクエリーは、前週のデルレイ・ビーチ・オープンで優勝を飾るなど現在勢いに乗っている。
今大会は第1シードで昨年覇者の
D・フェレール(スペイン)と第2シードの錦織は2回戦敗退、第3シードの
M・チリッチ(クロアチア)と第6シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)と第8シードの
J・シャーディ(フランス)は初戦で姿を消すなど、シード勢の早期敗退が相次いでいる。
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