女子テニスツアーの台湾オープン(台湾/高雄、ハード)は14日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
土居美咲は第1シードで元世界ランク1位の
V・ウィリアムズ(アメリカ)に4-6, 2-6のストレートで敗れ、自身2度目のツアー優勝とはならなかった。
決勝戦、序盤で元女王のヴィーナスに押されゲームカウント0-3とするも、ここから土居は猛攻を見せ4ゲーム連取に成功する。しかし、以降は3ゲーム連取され、第1セットを落とす。
第2セットは第1ゲームでブレークしたが、第2ゲームですぐさまブレークバックを許す。その後は挽回の糸口を見つけられずストレートで敗れ、準優勝に甘んじた。
A・ケルバー(ドイツ)の初優勝で幕を閉じた1月の全豪オープン。土居は1回戦でケルバーからマッチポイントを握りながらも決められず、逆転を許して敗れた。その悔しさをバネに、今大会では昨年10月のBGL・BNPパリバ・ルクセンブルグ・オープン以来となる2度目のタイトル獲得を狙ったが、あと一歩及ばなかった。
今大会に日本勢から
大坂なおみや
奈良くるみら6名の選手が出場していた。
また、同日行われるダブルス決勝では
加藤未唯/
穂積絵莉組がツアー初優勝を狙う。
一方、土居を破り優勝したヴィーナスは、今シーズン開幕戦のASBクラシックで初戦敗退。その後の全豪オープンでも1回戦で
J・コンタ(英国)に敗れ、初戦で姿を消していた。
現在女子テニスで世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)の姉であるヴィーナスは、今回の優勝でキャリア通算49勝目となった。
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