女子テニスツアーの台湾オープン(台湾/高雄、ハード)は10日、シングルス2回戦が行われ、第7シードで世界ランク89位の
奈良くるみ(日本)が同194位のZ・ユシャン(中国)を6-2, 4-6, 6-3のフルセットで下し、ベスト8進出を果たした。
この試合、3度のブレークに成功して第1セットを先取した奈良は、第2セットでは逆に3度のブレークを許し、セットカウント1-1とする。
ファイナルセットは両者ブレークチャンスも許さない緊迫した展開が続くが、第8ゲームに迎えたブレークチャンスを活かした奈良が2時間10分でこの試合を制し、準々決勝進出を決めた。
準々決勝では第2シードで世界ランク61位の
土居美咲(日本)と世界ランク97位の
M・リネッタ(ポーランド)の勝者と対戦する。
奈良は昨年の12月に行われたIPTLに初参加。
S・ウィリアムズ(アメリカ)との試合を制するなど、多くの経験を積んで今シーズンに臨んでいる。
1月の全豪オープンでは1回戦で
O・ドダン(フランス)を下し、グランドスラム4大会連続の初戦突破を果たすも、2回戦で
M・ガスパリョン(ロシア)に敗れ2年ぶりの3回戦進出はならなかった。
同日行われた試合では、世界ランク184位の
加藤未唯(日本)が第3シードで同64位の
Y・プチンセワ(カザフスタン)に敗れ、2回戦敗退。今大会には日本勢から6名が出場していたが、
大坂なおみ(日本)をはじめ敗退が相次ぎ、残るは土居と奈良のみとなった。
今大会のシード勢は第1シードに
V・ウィリアムズ(アメリカ)、第2シードに土居、第3シードにプチンセワ、第4シードに
Z・ディアス(カザフスタン)となっている。
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