テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会7日目の24日、トップハーフの上半分に位置する第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第7シードの
錦織圭がベスト8へ進出し、両者が準々決勝で対戦することが決まった。
>>全豪オープン対戦表<<日本のエース錦織は4回戦で第9シードの
JW・ツォンガ(フランス)に6-4, 6-2, 6-4の快勝で、2年連続3度目のベスト8進出を果たした。この試合、錦織は序盤からエンジン全開で、ツォンガのバックハンド側にボールを集めて強烈なフォアハンドを封じた。
一方、錦織とは対照的に、この日ジョコビッチは大苦戦を強いられた。4回戦では第14シードの
G・シモン(フランス)を6-3, 6-7 (1-7), 6-4, 4-6, 6-3のフルセットで破り、辛くも8強入りを決めた。試合時間は4時間32分だった。
錦織とジョコビッチは、今回が8度目の激突。過去は錦織から2勝5敗で、直近のツアー・ファイナルで錦織はジョコビッチに完敗を喫している。
錦織にとってジョコビッチは大きな壁だが、グランドスラムの頂点を手にするには超えなければいけない。
もしジョコビッチに勝利した場合、準決勝では第3シードの
R・フェデラー(スイス)と第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)の勝者と対戦する組合せ。
また、同日の男子ダブルス3回戦では今大会で引退の
L・ヒューイット(オーストラリア)は
S・グロス(オーストラリア)とのペアで第9シードの
V・ポスピシル(カナダ)/
J・ソック(アメリカ)組に敗れ、ヒューイットの現役生活にピリオドが打たれた。
大会8日目の25日にはボトムハーフの男子シングルス4回戦4試合が行われ、ベスト8が出揃う。
>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<
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