男子テニスのシーズン開幕戦のブリスベン国際男子(オーストラリア/ ブリスベン、ハード)は8日、シングルス準々決勝が行われ、前年度チャンピオンで第1シードの
R・フェデラー(スイス)が
G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 6-7 (4-7), 6-4のフルセットで下し、ベスト4進出を決めた。
>>ブリスベン国際男子 対戦表<<1回戦が免除のフェデラーは、初戦の2回戦を風邪のよな症状のために7日までスケジュールを遅らせてもらっていた。その2回戦をわずか55分のストレートで勝利したフェデラーは、この日のディミトロフとの試合もストレートで勝利をおさめるかと思われた。
しかし第2セットをタイブレークの末に落とすと勝敗の行方はファイナルセットへと持ち込まれた。第2セットで若干の疲労感を見せていたフェデラーは、ファイナルセットへ入る前に少しの休みを取って臨んでいた。
2時間7分で勝利を飾ったフェデラーは「あまり多くは語らないが、とてもタフな道のりだった。体はあまり万全ではないが、大きな問題もなく勝てたことはとても良かった。」と病気を乗り越えての勝利だったことを明かした。
10歳年下のディミトロフを退けたフェデラーは、決勝進出をかけて22歳で第8シードの
D・ティエム(オーストリア)と顔を合わせる。ティエムはトップ20での最年少選手。この日は第3シードの
M・チリッチ(クロアチア)を2-6, 7-6 (7-4), 6-4で下していた。
ティエムは「若い選手達にとって、史上最高と言われる選手と対戦出来ることは、素晴らしい経験になるはず。彼(フェデラー)から多くのことを学べるだろう。」とフェデラーとの対戦を楽しみにしていた。
もう1つの準決勝は、昨年の準優勝者で第4シードの
M・ラオニチ(カナダ)と第7シードの
B・トミック(オーストラリア)で決勝進出を争う。
トミックは2014年の全米オープン準優勝で第2シードの
錦織圭(日本)を6-3, 1-6, 6-3のフルセットで倒し、地元で初となるトップ10選手からの勝利を飾った。
ラオニチは世界ランク78位の
L・プイユ(フランス)を6-4, 6-4のストレートで下している。
(STATS - AP)
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