男子テニスツアーのシーズン開幕戦であるブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード)は8日、シングルス準々決勝が行われ、地元の声援を味方につけた第7シードの
B・トミック(オーストラリア)が第2シードの
錦織圭(日本)を6-3, 1-6, 6-3のフルセットで下し、地元で初となるトップ10選手からの勝利を飾った。
>>ブリスベン国際男子 対戦表<<昨年のブリスベン国際男子でも準々決勝で対戦していた両者。その時は錦織が苦戦することなく勝利をものにし、3年連続の準決勝進出を決めていた。
この日は、握った最初のマッチポイントを決めたトミックがその敗戦のリベンジを果たすと同時に、この勝ち上がりで世界ランク16位入りが見えてきた。それは、18日から始まる全豪オープンで上位16シードとして臨めることにつながる。
「本当に本当に特別なことだ。去年は残念ながらあっさり錦織に負けてしまった。今日はそれとは全く違ったプレーが出来た。」と、トミックは喜びを表した。
2011年のウィンブルドンでは18歳ながら予選を勝ち上がってベスト8入りしていたが、それ以降はグランドスラムで準々決勝まで進めていないトミック。昨年は自己ベストとなる40試合で勝利をあげ、またグランドスラムで戦うために必要な安定感を見い出し始めていると語っていた。
トミックは準決勝で昨年の準優勝者で第4シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。ラオニチはこの日、世界ランク78位の
L・プイユ(フランス)を6-4, 6-4で退けての勝ち上がり。
(STATS - AP)
■関連ニュース■
・錦織破ったトミック「特別」・錦織 アウェーに屈する・錦織組 第1シード撃破で4強