ヨネックス株式会社は、将来にわたり世界で活躍する選手の育成を図るヨネックスのジュニア支援プロジェクト『YONEX VAMOS・J』のJAPANキャンプを11月20~22日まで兵庫県ブルボンビーンズにて開催された。
このイベントにはスペシャルゲストとしてYONEX VAMOS・Jの出身で世界ランク14位の
B・ベンチッチ(スイス)が参加し、ジュニアへの直接指導を行った。
ベンチッチはオフコートのミーティングにも参加。ジュニアからの質問に対して「この世代の様々な選手とプレーし、優れた指導を受けるのは将来の大きな糧となる。指導されたことだけではなく、何が自分に必要か考えて努力することが大事です」と話した。
今回イベントに参加したベンチッチは「子供たちと打てて私も嬉しかったです。テニスのレベルもモチベーションも高いですね。」とコメント。
ジュニア時代に気を付けていたことについては「私はジュニア時代、一生懸命取り組むこと、練習を怠らないこと、集中を切らさず進むべき道をまっすぐに進むことです。」と話した。
続けて「まずトーナメントでプレーすることに慣れ、よいプレーができれば勝ち進むことができるということを信じるべき。あとは、回数を重ねていき、継続してプレーし続けて、自分の将来を信じること。」
「プロに比べたら経験は少ないけど、もしかしたら体力で勝てるかもしれません。あと、小さいころから自分を支えてくれた家族、メラニー、もちろんヨネックスも!とても大切だし、サポートに感謝しています。彼らなしではこのキャリアは築けなかったです。」とジュニア選手へ向けて言葉を送った。
18歳のベンチッチは、今年6月のAEGON国際女子でツアー初のタイトルを獲得。その後、8月のロジャーズ・カップ女子準決勝で世界ランク1位の女王
S・ウィリアムズ(アメリカ)を逆転で破り、決勝では
S・ハレプ(ルーマニア)の途中棄権によりツアー2勝目をあげた。その後、世界ランキングも自己最高位となる12位を記録。
今季好調のについて「とても良い1年でした。ジュニア時代から少しずつ成長して、今年初めてWTAツアーで勝つことができ、その瞬間はとても感動したし、14~15年間の努力が報われたと感じました。」と振り返った。
ギアに求めること、勝つためのこだわりは「ラケットは安心して技術が発揮できるコントロール性と、もちろんパワーも必要です。EZONE DRはこの2つを両立していて、ツアーで2タイトル獲得でき満足しています。ストリングのポリツアーはパワーと食いつきがありますね。」とコメント。
最後に今後の目標については「私は例えば3月までに10位以内に入りたいとか、目標を高く掲げすぎることはないんです。ただ、オフシーズンでしっかり準備をして、全豪オープンで良い結果を出すことです。オーストラリアのコートの速さと暑さにうまく適応したいと思います。できるだけ早くトップ10になりたいですね。」と話した。
昨年はこのJAPANキャンプに
B・チョリッチ(クロアチア)が参加した。
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