女子テニスで世界ランク4位まで上りつめた
クルム伊達公子(日本)が、現在愛知県の豊田市で行われている下部大会のダンロップ・ワールド・チャレンジ女子を怪我により欠場し、23日に自身の公式ブログで心境を綴った。
「2015年最後の大会、どうするかギリギリまで悩みました。」とクルム伊達。
昨年の同大会では準決勝でクルム伊達が途中棄権となり、決勝進出を逃すもベスト4進出を果たしていた。
しかし「自分を納得させて欠場の判断をしました。」と綴るように、今年は怪我により棄権を余儀なくされた。
「豊田を欠場したことで2015年もシーズンを終えました。シーズンオフに入りました。この3日は膝がきつすぎて夜中も痛くて寝れなかったり、寝返りのたびにピキピキ痛みを感じてしまうほどでした。」
「2015年シーズンは怪我に悩まされ続けたシーズンでした。左右股関節滑液包炎、左肘、右肩、左臀部、左膝。もう治らないかも・・・と思うことが幾度もあり、激痛にも耐えやっと乗り越えたのに、最後に膝。これだけ怪我に悩まされたこともないです。」と、今季を振り返ったクルム伊達。
今年は、怪我に悩まされながらも7月のフューチャーズではベスト4進出を果たし、8月のバンク・オブ・ウエスト・クラシック1回戦では当時世界ランク24位の
S・リシキ(ドイツ)を逆転で下して2回戦進出を決めると同時に、今季ツアー初勝利をあげていた。
最後には「オフシーズンに入った今、まわりの筋力を上げるのはもちろんの事、台北で悪化していないのか診てもらってきます。」と来年に向けて、コンディションを整えることを綴っていた。
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