男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は20日、グループ・イリ ナスターゼの予選ラウンドロビンが行われ、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)が第2シードの
A・マレー(英国)を7-6 (7-4), 6-4のストレートで破り、準決勝4選手が出揃った。
>>ツアーファイナル組合せ表<<第1セットはタイブレークへもつれる接戦となったが、そのタイブレークで4ー2とリードしていたマレーだが、そこから今季全仏オープンを制したワウリンカが5ポイント連取しそのセットを先取した。
第2セットでもその勢いを維持したワウリンカが2度のブレークをマレーから奪いゲームカウント5ー2とリードし勝利へ王手をかけた。
しかしマレーがそこから反撃を見せ、続くワウリンカのサービスゲームをブレークしたが、ゲームカウント5ー4からの2度目のサービング・フォー・ザ・マッチで握ったマッチポイントでマレーのバックハンドがアウトとなりゲームセット。
この試合の勝者が決勝トーナメント進出となるため、勝利したワウリンカが21日の準決勝で
R・フェデラー(スイス)と対戦する。既にグループ1位通過を決めている
R・ナダル(スペイン)が
N・ジョコビッチ(セルビア)と顔を合わせる。ナダルはこの前に行われた試合で
D・フェレール(スペイン)を逆転で下し予選を全勝で終えた。
「彼(フェデラー)は良いプレーを続けている。」ワウリンカはフェデラーについて語り始めた。「彼とインドアで戦うのはとても厳しいし、特にこのワールドツアー・ファイナルではいつもフィットしてしっかりした準備をしている。」
「今日は2時間のタフな試合だったし、準決勝進出をかけてプレッシャーも多かった。本当に疲れているが、明日の試合へ集中して、しっかり休んで回復させて、良い試合が出来ることを願っている。」とフェデラー戦への気持ちを加えていた。
(STATS - AP)


■関連ニュース■
・最終戦4強出揃う 錦織は敗退・錦織「ずるい」 7選手を羨む・マレー落胆「優勝したかった」