男子テニスツアーの下部大会である兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、ハード)は13日、シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
西岡良仁(日本)が第3シードの
添田豪(日本)との日本人対決を7-5, 3-6, 6-1のフルセットで制し、ベスト4進出を果たした。
この試合、第1セットから熱戦を繰り広げた両者。西岡が第3ゲームでブレークに成功してリードするも、第6ゲームで添田にブレークバックされる。その後も接戦が続く中、第11ゲームで西岡が2度目のブレークに成功。続く第12ゲームできっちりサービスキープしてこのセットを先取した。
第2セット、西岡はミスが目立ち始め、添田に4ゲーム連取を許してしまう。第7ゲームでブレークバックに成功し追い上げるも、添田にサービスキープされて勝敗はファイナルセットへもつれ込む。
その後、ファイナルセットで流れを引き戻した西岡は5ゲーム連取に成功。添田を寄せつけず勝利を手にした。
両者は今回が2度目の対戦で、西岡は今回の勝利により対戦成績を1勝1敗とした。昨年の慶應チャレンジャー準々決勝でも対戦しており、その時は添田が勝利していた。
準決勝では、第1シードのJ・ミルマン(オーストラリア)と対戦する。
20歳の西岡は今大会、1回戦で世界ランク191位の
チェン・ディ(台湾)、2回戦でラッキールーザーの
井藤祐一(日本)を下しての勝ち上がり。
今年の全米オープンで予選を勝ち抜き本戦出場を決め、グランドスラム本戦で初の勝利をおさめた。その後は初戦敗退が相次ぐも、先日のホアヒン・チャレンジャーで全米オープン以来の勝利をあげた。
日本国内で行われるATP(プロテニス選手協会)大会は楽天ジャパン・オープン、兵庫ノアチャレンジャーなど5大会のみ。一般男子の世界ランキングポイントが取得出来る大会の兵庫ノアチャレンジャーは、日本人男子選手にとってグランドスラムに出場するための貴重な大会の1つで、今年から開催の大会である。
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