男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)は30日、シングルス準々決勝が行われ、大会7度目の優勝を狙う第1シードの
R・フェデラー(スイス)をはじめ、第3シードの
R・ナダル(スペイン)、第5シードの
R・ガスケ(フランス)、
J・ソック(アメリカ)のベスト4が出揃った。
>>スイス・インドア対戦表<<フェデラーは、準々決勝で第8シードの
D・ゴファン(ベルギー)と対戦。昨年のスイス・インドア決勝と同カードとなった。第1セットを先取したフェデラーだったが、第2セットを取られて1セットオールに。しかし、地元ファンからの心配を余所にファイナルセットではゴファンを圧倒し6-3, 3-6, 6-1で勝利した。
準決勝ではソックと対戦する。両者は今年のBNPパリバ・オープン男子で1度だけ対戦しており、その時はフェデラーがストレートで勝利している。
現在23歳のソックは、今大会の1回戦でラッキールーザーの
D・クドラ(アメリカ)、2回戦で第6シードの
J・イズナー(アメリカ)、準々決勝で
D・ヤング(アメリカ)を下しての勝ち上がり。今年の米男子クレーコート選手権でツアー初優勝を飾り、その後の全仏オープンではグランドスラム初のベスト16進出を果たした。
第3シードのナダルは、第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)を4-6, 6-3, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。昨年の同大会では準々決勝で敗れていたため、今回が大会初のベスト4進出となった。
初の決勝進出をかけて、準決勝では第5シードのガスケと対戦する。両者は過去13度対戦しており、対戦成績はナダルが13戦全勝している。
今年2勝をあげているガスケは、今季の大会獲得ポイント上位8名のみが出場出来るATPワールドツアー・ファイナルの出場権をかけた「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)で現在10位に位置している。
今大会と来月のパリ・マスターズの2大会連続で優勝しなければ、最終戦出場の可能性は断たれてしまうという苦しい状況の中、準々決勝ではビッグサーバーの
I・カルロビッチ(クロアチア)を6-4, 6-7 (2-7), 7-6 (8-6)の接戦を制し4強入りを果たした。
もしガスケがナダルに敗れた場合、最終戦ランク7位の
錦織圭(日本)と
D・フェレール(スペイン)のATPワールドツアー・ファイナル出場が確定する。
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