男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は7日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク127位の
伊藤竜馬(日本)は第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)に3-6, 6-2, 4-6のフルセットの末に敗れるも、1セットを取る善戦を見せた。
>>楽天OP対戦表<<この試合、伊藤は第1セットで1度もブレークチャンスを掴めずにこのセットを落とす。続く第2セットでは、第6ゲームでワウリンカのダブルフォルトによりブレークに成功すると、大事なポイントを獲得する度に大きく声をあげて自身を奮い立たせ1セットオールとする。
会場に集まった観客は、奮闘する伊藤へ向けて大きな声援を送っていた。
第3セット、伊藤はワウリンカに4ゲーム連取を許すも、第5ゲームでサービスキープし、その後3ゲーム連取に成功。しかし、ワウリンカの勢いを止めることが出来ずに敗れることとなった。
伊藤とワウリンカは昨年の同大会1回戦で対戦しており、その時は伊藤がストレートで勝利していた。両者の対戦成績は1勝1敗となった。
現在27歳の伊藤は、2007年から同大会に出場しており、今回1回戦で
西岡良仁(日本)との日本人対決を制しての勝ち上がりだった。
一方、勝利した世界ランク4位のワウリンカはキャリア通算10勝を誇り、今季は3勝をあげている。全仏オープンでは、決勝で王者
N・ジョコビッチ(セルビア)を下してグランドスラム2度目の優勝を飾った。
その後のウィンブルドンではベスト8、全米オープンではベスト4と今季は好成績をおさめている。同大会では2009・2012年のベスト8が最高成績。
準々決勝では、
A・クライチェック(アメリカ)と
J・ソウサ(ポルトガル)の勝者と対戦する。
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