10月5日から開幕する男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)にディフェンディングチャンピオンとして出場する世界ランク6位の
錦織圭(日本)は、2連覇と大会3度目の優勝を目指す。
2012年の楽天ジャパン・オープン、錦織は
T・ベルディヒ(チェコ共和国)や元世界ランク8位の
M・バグダティス(キプロス)、さらにビッグサーバーの
M・ラオニチ(カナダ)らを破り、大会初、2008年のデルレイビーチ以来となる約4年ぶりにタイトルを獲得した。
飛躍となった2014年、スペインのマドリッドで初のマスターズ決勝進出、全米オープンではグランドスラム初の決勝進出。そして、楽天ジャパン・オープンではライバルのラオニチを再び決勝で下し、大会2度目の優勝を飾った。その後は世界ランキングではトップ5入り、さらにATPワールドツアー・ファイナルでベスト4へ進出。
今年のグランドスラムは、全豪オープン・全仏オープンでベスト8入りを果たし、ウィンブルドンでは左ふくらはぎの負傷により2回戦で棄権。
怪我から復帰後は、シティ・オープンで今季3度目、キャリア通算10勝目を飾った。さらに大会後の世界ランキングでは自己最高タイの4位へ返り咲き。その後のモントリオール・マスターズでは、過去7戦全敗していた
R・ナダル(スペイン)から初白星をあげた。
そして、昨年準優勝の全米オープンには日本人男女を通じて初となる四大大会最高の第4シードで出場するも、まさかの初戦敗退を喫してしまった。
その後は国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦で通算3勝2敗とした日本はワールドグループ残留を決めた。錦織はこのデビスカップで2勝をあげ、エースとしての大役を果たし復活を印象付けた。
今年の楽天ジャパン・オープンには錦織の他にも全仏オープン覇者の
S・ワウリンカ(スイス)、昨年の全米オープン優勝の
M・チリッチ(クロアチア)、
G・シモン(フランス)、
R・ガスケ(フランス)、
K・アンダーソン(南アフリカ)、
G・モンフィス(フランス)、
G・ディミトロフ(ブルガリア)、
N・キリオス(オーストラリア)らも出場予定。
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