男子テニスツアーのサンクトペテルブルク・オープン(ロシア/サンクトペテルブルク、ハード)は27日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
M・ラオニチ(カナダ)が第7シードの
J・ソウサ(ポルトガル)を6-3, 3-6, 6-3と2時間を超えるフルセット戦を制し、今季初のタイトル獲得、さらに昨年のシティ・オープン以来で約14カ月ぶりに優勝を果たした。
両者は今回が3度目の対戦となり、ラオニチはソウサとの対戦成績を3勝0敗とした。
この試合、ラオニチは22本ものサービスエースを叩き込んだ。第1セットで1度ブレークに成功して先取したラオニチだったが、第2セットでは7度ものブレークチャンスを活かすことが出来ず、ソウサに奪い返されてセットカウント1-1に。
勝敗のかかるファイナルセットでは、6度のブレークチャンスを得意のサービスでしのいだラオニチがフルセット戦をものにし、今季初で昨年のシティ・オープン以来の優勝を飾った。
ラオニチは今年5月に右足の手術を受けたが、術後の経過が思わしくないという理由で全仏オープンを欠場。その後は思い通りの成績を残せておらず、8月のマスターズ2大会では共に初戦敗退、ウィンブルドンと全米オープンは共に3回戦で姿を消していた。
今大会では初戦となる2回戦で
E・ドンスコイ(ロシア)、準々決勝で第5シードの
T・ロブレド(スペイン)、準決勝で第4シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を下しての勝ち上がり。
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