女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード)は23日、シングルス2回戦が行われ、第8シードの
B・ベンチッチ(スイス)が
S・ストーサー(オーストラリア)に6-7 (5-7), 6-3, 6-4の逆転で勝利し、大会初のベスト8進出を決めた。
>>東レPPO対戦表<<この試合、第1セットのタイブレークで痛恨のダブルフォルトを犯してしまったベンチッチはストーサーの強打におされリードを許す。しかし、セットカウント1-1としたベンチッチはファイナルセットの第1ゲームでブレークに成功し、最後はストーサーのバックハンドがネットにかかりゲームセットとなった。試合時間は2時間16分だった。
試合後のオンコートインタビューで「ストーサーとやる時はいつも苦労する。勝てて良かった。」と話したベンチッチはストーサーとの対戦成績を1勝1敗とした。
準々決勝では第3シードの
G・ムグルサ(スペイン)と対戦する。
今大会については「大会の目標は、とにかく次の試合に勝つこと。」と述べた。
18歳のベンチッチは8月のロジャーズ・カップ女子準決勝で世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)を破り、決勝では
S・ハレプ(ルーマニア)の途中棄権によりツアー2勝目をあげた。
その後の全米オープンでは2回戦で
土居美咲(日本)と対戦し、3本のマッチポイントをしのいで逆転勝利をおさめた。
一方、敗れたストーサーは世界ランキングで2011年に4位まで上り詰めた実力者。グランドスラムでは2011年の全米オープンで優勝しており、過去の東レ・パン・パシフィック・オープンテニスでは2012年にベスト4へ進出した。
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