女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード)は21日、本戦出場をかけた予選最終戦が行われ、予選第6シードの
日比野菜緒(日本)が予選第3シードで世界ランク83位の
K・ボンダレンコ(ウクライナ)に3-6, 4-6のストレートで敗れ、初の本戦出場とはならなかった。
この試合の第1セット、日比野は2度のブレークに成功するも、凡ミスをする場面が見られ始め、ボンダレンコにそれを上回る3度のブレークを許してこのセットを落としてしまう。
続く第2セットでは、先にボンダレンコにブレークされるも、すぐにブレークバックに成功して試合を振り出しに戻す。しかし、第7ゲームでボンダレンコの強打に圧倒されてこのセット2度目のブレークを許した日比野は、その後流れを引き戻すことが出来ずに敗れた。
今季の下部大会で3度タイトルを獲得している日比野は、2013年から同大会の予選に出場しているが、いずれも1回戦で敗れていた。今回初の初戦突破を果たし、本戦入りまであと1勝まで迫ったが一歩及ばなかった。
また、先日まで同じく有明で行われていたジャパン・ウィメンズ・オープンテニス2015に主催者推薦枠で出場するも2回戦で姿を消している。
一方、勝利したボンダレンコは今大会の予選1回戦で
村松千裕(日本)、予選2回戦でS・ソリベス=トルモ(スペイン)を下しての勝ち上がり。同大会には2009・2010年に出場しており、本戦3回戦進出が最高成績となっている。今回は5年ぶりの本戦出場となる。
本戦出場を決めたボンダレンコ
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