テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦(コロンビア/ペレイラ、クレー)は20日、通算3勝2敗とした日本はワールドグループ残留を決めた。
松岡修造(日本)氏は自身の公式ブログで「これがどれだけ凄いことか、日本テニスにとってどれだけ大きなことか・・・説明できない。」と感動、そして今回の日本チームの試合を振り返った。
「今回は
添田豪(日本)、
伊藤竜馬(日本)が参加していない。なんと
錦織圭(日本)が最年長となったチーム!その中で、圭らしいON、OFFのあるチーム日本を作り上げていた。」と、初めて錦織が最年長となった今回の日本チームについて綴った修造氏。
1勝2敗で迎えた大会最終日、シングルス第1試合に登場した錦織は
S・ヒラルド(コロンビア)とのエース対決をストレート制し、通算2勝2敗でワールドグループ残留へ望みをつないだ。
初日のシングルスでも
A・ファリャ(コロンビア)をストレートで下し、日本のエースとして勝利に貢献した錦織に対して「初日から1セットも奪われず完全勝利の圭。全米1回戦敗退のショックから立ち直っていた。それは、デ杯戦という国別対抗戦が圭に力を与えたのだと思う。日本の柱として、最高の戦いでした。」とチームの最年長として、そしてエースとして今大会を戦い抜いた錦織について振り返った。
今回2度目の日本代表に選出された
ダニエル太郎(日本)。初日は2セットダウンからファイナルセットへと持ち込むも、大逆転勝利とはならなかった。
そして最終日、2勝2敗で重圧がかかる大舞台でダニエル太郎はファリャをストレートで下し、ワールドグループ残留を決めた。
修造氏は「2-2のアウェーで迎える最終戦。テニス選手にとって最もプレッシャーのかかる試合。1セット目2-5・・・そこからダニエルが太郎になった!こんな強い太郎を僕は初めて見た!」と興奮を隠せない様子。
そして「プレッシャーから逃げず、新たな攻撃テニスを見つけた太郎。日本をワールドグループに生き残らせてくれて、勝利に導いてくれた。太郎、ありがとう!」と感謝の言葉を綴った。
また、今回日本代表に初選出された西岡について「ジュニアデ杯の時から団体戦でダブルスの役割の大きさを知っている良仁。日本のダブルスエース内山とのコンビ、敗れたものの、若さを、そして勢いを感じた試合だった。」と振り返った。
最後に修造氏は「日本のテニス界を想い、そして人生を日本テニスに懸けてくれている人、それが植田実監督だ。日本テニスの為ならなんでもする、死んでもいい!と思っている人。植田監督、もう1度日本テニスに夢を与えて下さりありがとうございます!」と綴った。
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