女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード)は19日、本戦出場をかけた予選シングルス1回戦が行われ、
江口実沙(日本)が
瀬間詠里花(日本)に6-4, 7-6 (7-2)のストレートで勝利して2回戦進出を決めた。
江口と瀬間のプレースタイルは対照的で、瀬間の声を出す攻撃的なプレーに対し、江口は冷静に試合を組み立てていく。相対する両者は第1セットからどちらも譲らない試合を展開し、徐々に観客のボルテージも上がっていった。
第1セットを先取した江口は、その後も冷静に展開しつつ大事なポイントを取った時は「カモンッ」と大きく声を張り上げ自身を奮い立たせた。第2セットはタイブレークまでもつこれ込むも取り切った江口が1時間48分で勝利を手にした。
2回戦では予選第7シードの
S・ボーゲル(スイス)と対戦する。
世界ランク222位の江口は、下部大会で4度タイトルを獲得しており、今年の全米オープン予選に出場するも予選3回戦で逆転負けを喫し本戦出場を逃していた。
今大会では未だ本戦入りを果たしていない江口は、今回初の本戦出場を狙う。
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