テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は13日、車いすテニスの女子シングルス決勝が行われ、
上地結衣(日本)がJ・ホワイリー(英国)に4-6, 6-0, 1-6のフルセットの末に敗れ、大会2連覇とはならなかった。
>>全米オープン対戦表<<この試合、第1セットで1度のブレークに成功した上地であったが、ホワイリーにそれを上回る2度のブレークを許してこのセットを落としてしまう。
しかし、第2セットから調子を上げてきた上地はホワイリーに1セットも与えない試合を展開して1セットオールに。しかし、第3セットの第1ゲームでホワイリーにブレークを許した上地は、その後挽回の糸口を見いだせず、敗れることとなった。
上地とホワイリーは、今大会のダブルスでペアを組んで第1シードとして出場。しかし、初戦で敗れて姿を消していた。
試合後、上地は自身の公式フェイスブックで「序盤の大事なところで粘れなかったのとファイナルセット出だしが良くなかったところが一番の反省点です。」と、試合を振り返っていた。
そして「先週、今週共に良い形でプレーできていただけに悔しいですが、この後も二週遠征が続くので切り替えて頑張りたいと思います。」と、今後への意気込みを述べていた。
昨年、全米オープン初出場にして単複優勝を成し遂げた上地は、今大会の準々決勝でM・ブイス(オランダ)、準決勝で第1シードのJ・グリフィオエン(オランダ)をいずれもフルセットで下しての勝ち上がりだった。
上地は、今年の全豪オープンのシングルスで大会初の優勝を狙うも、グリフィオエンに敗れて2年連続の準優勝、ダブルスでは2連覇を達成した。
全仏オープンではシングルス4強、ダブルス準優勝といずれも連覇とはならなかったが、ダブルスのみのウィンブルドンでは2連覇を飾っている。
また、車いすの男子シングルスでは国枝が大会2連覇を達成しており、男女シングルスでアベック優勝達成とはならなかった。
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