テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は11日、車いすテニスの女子シングルス準々決勝が行われ、大会2連覇を狙う
上地結衣(日本)がM・ブイス(オランダ)に6-1, 4-6, 6-3で勝利し準決勝進出を決めた。この試合は10日に順延となっており、上地から第3セットのゲームカウント5-3から行われた。
>>全米オープン対戦表<<前日の悪天候により、あと1ゲームで勝利を手にするところで順延となったこの試合、上地は集中力を高めて第9ゲームを取り切り、準決勝へ駒を進めた。
しかし、同日のダブルス準決勝ではJ・ホワイリー(イギリス)とペアで第1シードとして登場するも、ブイス/ S・エラーブロック(ドイツ)組に7-6 (7-5), 1-6, 6-10のフルセットの末に敗れて初戦敗退を喫した。
上地は、今年の全豪オープンのシングルスで大会初の優勝を狙うも、グリフィオエンに敗れて2年連続の準優勝。ダブルスではグリフィオエン/ ファン=クート組に逆転で勝利して2連覇を達成した。
全仏オープンではシングルス4強、ダブルス準優勝といずれも連覇とはならなかったが、ダブルスのみのウィンブルドンでは2年連続優勝を飾った。
一方、男子シングルスで第1シードの
国枝慎吾(日本)は準決勝でJ・ゲルハルト(ベルギー)と対戦し、6-4, 6-1のストレートで勝利して決勝進出。しかし、第2シードとして出場したダブルス準決勝では、フルセットの末に敗れて初戦敗退となった。
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