31日から開幕する今季最後のグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)に第3シードで出場予定だった
M・シャラポワ(ロシア)が、大会前日に痛めていた右足の怪我を理由に欠場することを発表した。シャラポワはこれでこの3年間で2度目の欠場となる。
>>全米オープン対戦表<<全米テニス協会がメディアを通してシャラポワの欠場を発表したのは、シャラポワ自身が公式フェイスブックに欠場することを投稿したのとほぼ同じ時間だった。
「残念ながら今年の全米オープンに出場出来なくなりました。出来る限りのことはしてきましたが、試合をするには十分な回復が見られませんでした。私の素晴らしいファンの皆様、数週間後のアジア・シーズンには復帰し、今シーズンを健康でかつ、強い状態で終われるようにしたいと思っています。」とシャラポワは綴っていた。
シャラポワは2013年にも右肩の怪我のために全米オープンを欠場していた。それ以前には、2008年のシーズンで彼女は右肩の手術を受け、約10ヶ月のツアー離脱を余儀なくされた時も全米オープンには出場していなかった。
7月に行われたウィンブルドンの準決勝で、世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れて以来、シャラポワは公式戦には出場していない。当初、シャラポワはトロントとシンシナティに出場する予定だった。
「選手としての見解では、自分が抱えた多少の問題を乗り越える能力を信じる必要があるのです。肉体的な部分では、それも競技の一部なので仕方ないことです。常に100パーセントでいるアスリートなどいないと思います。」とシャラポワは数日前のインタビューで語っていた。
月曜から始まる全米オープンでは、過去5度のグランドスラム優勝を持つシャラポワは第3シードで出場するはずだった。そして、今大会の優勝で1988年以来となる年間グランドスラムがかかる第1シードのセリーナとは、準決勝で対戦する可能性があった。
全米テニス協会によると、18歳で世界ランク133位のD・カサトゥキナがラッキールーザーとしてシャラポワのドローにはいることとなる。
(STATS - AP)
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