男子テニスツアーのATPワールド・ツアー500大会であるバルセロナ・オープン・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー)は25日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が第6シードの
N・アルマグロ(スペイン)に6-2, 6-7 (5-7), 4-6の逆転で敗れ、ナダルの同大会9度目のタイトル獲得と4連覇は同胞のアルマグロに阻まれた。
この試合、ナダルはファーストサービスが入ったときに70パーセントの確率でポイントを獲得するも、アルマグロに7度のブレークチャンスから4度のブレークを許し、2時間47分の大接戦の末に準々決勝敗退となった。
両者は、過去に10度対戦しており、対戦成績は10勝0敗とナダルがアルマグロに全勝していたが、今回の対戦でナダルは初めて1勝を許した。
直近では、昨年の同大会決勝で対戦し、ナダルがアルマグロを下して3連覇を果たしていた。
《今季最多優勝のナダル、クレーは通算39勝目◇バルセロナ・オープン・サバデル》世界ランク1位のナダルは、過去の同大会で2005・2006・2007・2008・2009・2011・2012・2013年にタイトルを獲得しており、今回は9度目の優勝と4連覇を狙っていた。
また、先日のモンテカルロ・マスターズ準々決勝では、同胞の
D・フェレール(スペイン)に敗れて大会9度目の優勝を逃していた。
《クレーキング・ナダル、9度目の優勝ならず<モンテカルロ・マスターズ>》一方、ナダルに勝利したアルマグロは、今回シード勢は1回戦免除のため2回戦からの登場だった。2回戦で
M・クリザン(スロバキア)、3回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)に勝利してのナダルと対戦だった。
世界ランク20位のアルマグロは、先日の米男子クレーコート選手権決勝でベルダスコに敗れ、今季初のタイトル獲得を逃していた。また、モンテカルロ・マスターズ3回戦では、
S・ワウリンカ(スイス)との対戦を棄権していた。
アルマグロは、準決勝で
S・ヒラルド(コロンビア)と対戦する。
■関連記事■
《錦織、危なげなく準決勝へ<バルセロナ・オープン・サバデル>》《第9シードが4強、錦織と対戦の可能性も<バルセロナ・オープン・サバデル>》《ナダル、大記録へ一歩前進<バルセロナ・オープン・サバデル>》《スペイン対決は前回敗者がリベンジ<バルセロナ・オープン・サバデル>》■関連動画■
《実力者の躍進が目立つ今シーズンをデータで読み解く!》《100位以内で最年少となった期待の新星を特集!》