ヨネックス株式会社は30日、東京都内で会見を行い、昨年のニッケ全日本テニス選手権大会でシングルス準優勝をおさめた
西岡良仁(日本)との所属契約を締結したことを発表した。
幼少時代より全国タイトルを獲得していた西岡は現在日本人トップの
錦織圭(日本)と同様に、その実力が評価されて中学3年時に公益財団法人 盛田正明テニスファンドの支援の下、
P・サンプラス(アメリカ)や
A・アガシ(アメリカ)ら元世界1位を輩出してきたアメリカIMGアカデミーに留学。
2012年の全米オープンジュニアで単複ベスト4入りし、昨年の全日本選手権では初出場ながら優勝経験をもつ
杉田祐一(日本)、
守屋宏紀(日本)らを下して準優勝の好成績をおさめると、その後ツアー下部大会にあたるITFフューチャーズでは2度の優勝と2度の準優勝を果たしている。
今年1月にプロ転向をした西岡はヨネックスとの所属契約について「テニスを始めた時からラケット、シューズ、ウエアもヨネックスを使ってきて、今回ともに成長してきた会社と契約を出来たことを本当に嬉しく思っています。」と、コメント。
テニスクラブを経営しコーチを務めてきた父の範夫氏は、西岡のテニスを始めた経緯について「(良仁は)先にテニスを始めていた兄を見てテニスを始める事になりました。兄とゲーム形式の練習が増えると、やはり兄には勝てない。そうすると泣いて、それでも強くなりたいからと練習をする。そういう負けず嫌いの性格なので、兄を良い意味でライバルとして育ったきました。」と、語った。
「彼が今ここにいられる1番の功労者は、教えていた私ではなく、一緒に育ってきた兄の靖雄だと思う。父親として、その点を感謝しています。」
西岡は今後の目標について「フューチャーズでは良い成績が出せているので、次はチャレンジャーで良い結果を出せていけたらと思っていています。今年1年の目標は、(世界ランキング)200番台を切ることです。100位台に入ってグランドスラムの予選には入れるようにしたいです。3年後には2ケタに入りたいです。生涯の1番高い目標はん1番になることです。目指しているものは、もちろん頂点」と、語った。
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