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女子テニスツアーのパタヤ女子オープン（タイ/パタヤ、ハード）は２８日、シングルス１回戦が行われ、クルム伊達公子（日本）が第６シードのＧ・ムグルサ（スペイン）を6-7 (2-7), 7-5, 7-6 (8-6)の２時間５０分にも及ぶ大接戦の末に下し、２回戦進出を決めた。試合後クルム伊達は自身の公式ブログで、１回戦を振り返った。

「大きな大きな勝利です。勝ったからだけではないです。最近にはない元気度でした。」

この試合、クルム伊達は自身のサービスゲームで８度のブレークを許すも、それを上回る９度のブレークに成功し、逆転勝利を収めた。トータルポイント獲得数はクルム伊達の１３１に対し、ムグルサは１２３だった。

対戦したムグルサは、今年の全豪オープンで元世界ランク１位のＣ・ウォズニアキ（デンマーク）らを下し、ベスト１６へ進出する活躍をみせていた。

「今日の相手は１８２センチで２０歳の伸び盛り。今年最も勢いのある１人。」

自身のプレーについては「体が思い切り動いてくれた。やっぱり体が動かないと私のテニスはいきてこない。もちろん何もかもパーフェクトとは言えないけど何より体が動いたこと、勢いのあるトップ４０にもファイトできたこと。これだけで十分なのに勝ちが付いてきて最高に嬉しい１勝。」と、クルム伊達。

２回戦でクルム伊達は、Ｔ・マジェリク（スロベニア）と対戦する。

今大会のダブルスにＡ・トムヤノヴィッツ（クロアチア）とのペアで出場しているクルム伊達はベスト８進出を決めており、準々決勝で第３シードのＡ・クドリャフツェワ（ロシア）/ Ａｎ・ロディオノワ（オーストラリア）組とシェ・シュイェン（台湾）/ シェ・シュウェイ（台湾）組の勝者と対戦する。

昨年のパタヤ女子オープンでクルム伊達は、Ｃ・デラクア（オーストラリア）とのペアで優勝している。


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