男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子（中国/北京、ハード）は４日、シングルス準々決勝が行われ、第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）と第２シードのＲ・ナダル（スペイン）がベスト４へ進出した。
この日ジョコビッチは、２回戦で第６シードのＳ・ワウリンカ（スイス）を破ったＳ・クエリー（アメリカ）を、6-1, 6-2の快勝で４強入りを決めた。
一方、ナダルはＦ・フォニュイーニ（イタリア）と対戦し、2-6, 6-4, 6-1の逆転で下し、ベスト４へ進出した。この試合、ナダルは第１セットを落とし、第２セットもゲームカウント１－４と追い込まれるも、そこから５ゲーム連取してセットカウント１－１とした。
第３セットは本来の調子を取り戻したナダルが、２時間１５分で逆転勝利を収めた。
準決勝でジョコビッチは第５シードのＲ・ガスケ（フランス）、ナダルは第４シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）と顔を合わせる。
また、今大会の結果次第では、世界ランキングで１位のジョコビッチと２位のナダルが入れ替わる可能性がある。昨年のチャイナ・オープン男子覇者であるジョコビッチは、世界ランク１位の座を守るためには優勝するしかない状態。一方、ナダルは昨年のこの時期に膝の怪我によりツアーを離脱していたため、決勝進出を果たした時点で再び頂点に返り咲く。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ｒ・ナダル(2) vs. ●Ｆ・フォニュイーニ, 2-6, 6-4, 6-1
○Ｔ・ベルディフ(4) vs. ●Ｊ・アイズナー（アメリカ）(8), 7-5, 6-2
●Ｄ・フェレール（スペイン）(3) vs. ○Ｒ・ガスケ(5), 3-6, 4-6
○Ｎ・ジョコビッチ(1) vs. ●Ｓ・クエリー, 6-1, 6-2
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