女子テニスツアーのITFサーキットである能登国際女子オープン(石川県/能登町、2万5千ドル、砂入り人工芝)は、5日にシングルス2回戦が行われ、第2シードの
波形純理(日本)が細沼千紗との対戦中に途中棄権を申し出ることとなり、不本意なかたちで大会を去ることとなった。
17歳の細沼千紗は今年のインターハイで富士見丘を4連覇に導く活躍を見せていた注目株。細沼は今大会1回戦で
大前綾希子(日本)を6-4, 6-4のストレートで下す快進撃を見せていたが、この日は思わぬかたちでベスト8進出を決めた。
全日本ジュニア優勝の実績をもつ18歳の
加藤未唯(日本)は、1回戦で
越野由梨奈(日本)をストレートで下し2回戦進出を決めていたが、この日の2回戦で第1シードの
穂積絵莉(日本)と対戦するも、こちらも途中棄権の残念な結果となっている。
この日勝ち上がったシード選手は、穂積絵莉に加えて、第5シードの
田中真梨(日本)、第6シードの
今西美晴(日本)となっている。田中真梨は田中優希に6-3, 6-0の快勝で、今西美晴は
二宮真琴(日本)を6-4, 7-5で退けてベスト8進出を決めた。
順当な勝ちあがりを見せていた第3シードのM・アドムチャックだったが、予選から勝ち上がってきたM・ヨー(韓国)に6-2, 5-7, 1-6の逆転で敗れ2回戦敗退となっている。
ダブルスでは、第1シードの
宮村美紀(日本)/ 大前綾希子組を6-3, 6-3のストレートで下したN・ハン/ M・ヨー組、
井上雅(日本)/
岡田上千晶(日本)組を6-3, 6-2のストレートで下し順当な勝ちあがりを見せた第4シードの穂積絵莉/ 二宮真組といったベスト4が出揃うこととなった。
一方で、無念の棄権となった加藤未唯は
大西香(日本)とのペアで準決勝へ、波形純理は田中真梨とのペアで準々決勝へ駒を進めていたが、両ペア棄権を余儀なくされたため、それぞれ対戦する予定だった
伊藤和沙(日本)/
森友香(日本)組が準々決勝、準決勝を行わずに決勝進出を決めている。
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