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男子テニスツアーのW&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、ハード)に、地元推薦枠として予選から出場した世界ランク圏外のM・マクドナルド(アメリカ)が予選を突破し、本戦へ出場した事が大きな話題となっている。世界ランク圏外の選手が10代で本戦入りしたのは、ATPマスターズ大会史上初のこと。
現在18歳のマクドナルドは、カリフォルニア大学(UCLA)に在学する大学生プレイヤーで、ツアー大会初参戦にしてマスターズ大会での本戦入りを果たした。コーチにはW・フェレーラ(南アフリカ)がついている。
マクドナルドは予選1回戦でN・マウー(フランス)を3-6, 7-6 (7-5), 6-4、予選2回戦ではS・ジョンソン(アメリカ)を3-6, 6-4, 6-4とそれぞれ逆転で下し、本戦入りを果たした。
「今どんな気持ちか説明出来ない。この大会で予選2ラウンドを勝てるなんて思ってもいなかった。」
自身でも驚きを隠せないマクドナルドは「これは信じられないような経験。今週は出来る限り多くのことを吸収しようと思っている。アメリカの選手たちから話を聞いて、多くのことを学んでいるんだ。トップ50位選手のうち40人くらい見てきた。彼らと同じ場所にいるのは誇らしいこと。」と、謙虚な姿勢を見せた。
その若手に敗れたベテランのマウーは、今年31歳にしてキャリア初タイトルを獲得し、7月には単複優勝を成し遂げていた。
大会3日目となった13日、マクドナルドは迎えた本戦1回戦で、同じく予選を勝ち抜いて本戦入りしたD・ゴファン(ベルギー)と対戦するも、1-6, 1-6のストレートで完敗となった。
ゴファンは3度のブレークポイントを許すもこれを全てしのぎ、逆に5度のブレークを成功させ、わずか52分の快勝を収めて2回戦進出を決めた。
《W&Sマスターズ 対戦表》
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○J・ベネトー(フランス) vs. ●M・バグダティス(キプロス), 6-3, 6-2
○R・ハリソン(アメリカ) vs. ●A・ドルゴポロフ(ウクライナ), 7-6, 6-4
●D・イストミン(ウズベキスタン) vs. ○B・ベイカー(アメリカ), 5-7, 3-6
●M・フィッシュ(アメリカ) vs. ○P・コールシュライバー(ドイツ), 5-7, 2-6
○M・グラノジェルス(スペイン) vs. ●L・ロソル(チェコ共和国), 5-7, 6-4, 6-0
●N・アルマグロ(スペイン)(13) vs. ○G・ディミトロフ(ブルガリア), 6-7, 4-6
○J・シャーディ(フランス) vs. ●A・マンナリノ(フランス), 6-4, 6-3
○J・モナコ(アルゼンチン) vs. ●J・メルツァー(オーストリア), 6-3, 6-2
●F・フォニュイーニ(イタリア)(14) vs. ○R・シュティエパネック(チェコ共和国), 2-6, 4-6
●S・クエリー(アメリカ) vs. ○J・ティプサレビッチ(セルビア), 7-6, 3-6, 4-6
●M・クリザン(スロバキア) vs. ○D・ツルスノフ(ロシア), 6-4, 6-7, 4-6
●M・マクドナルド vs. ○D・ゴファン, 1-6, 1-6
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