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男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・カップ男子(カナダ/モントリオール、ハード)は9日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)第7シードのR・ガスケ(フランス)を6-1, 6-2のストレートで下し、大会3連覇へ向け順当にベスト4進出を果たした。
昨年のロジャーズ・カップ男子決勝の再現となったこの試合、ジョコビッチは11本のサービスエースを放ち、ガスケに1度もブレークを許さない安定したサービスゲームを展開した。さらに、6度のブレークチャンスから4度のブレークに成功したジョコビッチは、わずか51分で4強入りを決めた。
試合後、ジョコビッチは「ほぼ完璧な内容だったね。試合の全てにおいて自分のベストのプレーだった。最初から試合を支配し、ラリー戦を制する事が出来た。」と、話した。
「本当に上手くいったと思う。特にサーブは非常に良かったね。ファーストサーブの確率も非常に高かったし、エースも多く、楽にポイントを取れた。こういう試合は本当に自信につながるね。」
ロジャーズ・カップ男子で2007年に初優勝をして以来3度優勝しているジョコビッチは、4度目のタイトル獲得に向けてM・マトセビッチ(オーストラリア)をストレートで下した第4シードのR・ナダル(スペイン)と準決勝で対戦する。
ナダルとの対戦に向けて、ジョコビッチは「明日の対戦が誰との試合になろうと、試合の序盤を上手く進める事が重要になる。今日のような試合が出来れば、相手が誰であろうと勝つチャンスはあると思っている。」と、コメント。
ジョコビッチとナダルはこれまで35度対戦し、ナダルが20勝15敗でリードしている。直近の対戦となった今年の全仏オープンでもナダルがフルセットで勝利しているが、ハードコートでの対戦ではジョコビッチが4連勝している。
敗れたガスケは、今大会3回戦で第9シードの錦織圭(日本)に逆転で勝利し、ジョコビッチとの準々決勝へ駒を進めていた。
また、世界ランク11位の錦織がガスケに勝利していた場合、世界ランキングでトプ10入りの可能性があった。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●N・ダビデンコ(ロシア) vs. ○V・ポスピシル(カナダ), 0-3 (途中棄権)
○M・ラオニチ(カナダ)(11) vs. ●E・ガルビス(ラトビア), 7-6, 4-6, 6-4
○N・ジョコビッチ(1) vs. ●R・ガスケ(7), 6-1, 6-2
○R・ナダル(4) vs. ●M・マトセビッチ, 6-2, 6-4
《ロジャーズ・カップ男子 対戦表》
【ラファエル・ナダル vs ノヴァーク・ジョコビッチ 過去の対戦成績】
※2011年以降から抜粋
【2013年 全仏オープン 準決勝】
ナダル ○-× ジョコビッチ 6-4, 3-6, 6-1, 6-7 (3-7), 9-7
【2013年 モンテカルロ・マスターズ 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 6-2, 7-6 (7-1)
【2012年 全仏オープン 決勝】
ナダル ○-× ジョコビッチ 6-4, 6-3, 2-6, 7-5
【2012年 BNLイタリア国際男子 決勝】
ナダル ○-× ジョコビッチ 7-5, 6-3
【2012年 モンテカルロ・マスターズ 決勝】
ナダル ○-× ジョコビッチ 6-3, 6-1
【2012年 全豪オープン 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 5-7, 6-4, 6-2, 6-7 (5-7), 7-5
【2011年 全米オープン 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 6-2, 6-4, 6-7 (3-7), 6-1
【2011年 ウィンブルドン 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 6-4, 6-1, 1-6, 6-3
【2011年 BNLイタリア国際男子 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 6-4, 6-4
【2011年 ムチュア・マドリッド・オープン 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 7-5, 6-4
【2011年 ソニー・エリクソン・オープン男子 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 4-6, 6-3, 7-6 (7-4)
【2011年 BNPパリバ・オープン男子 決勝】
ジョコビッチ ○-× ナダル 4-6, 6-3, 6-2
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(翻訳・記事/大木茂敬)
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