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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ女子(アメリカ/トロント、ハード)は8日、シングルス3回戦が行われ、先月キャリア3勝目をあげたD・チブルコワ(スロバキア)が第10シードのR・ビンチ(イタリア)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで下し準々決勝進出を決めた。
チブルコワは今年のウィンブルドン3回戦でビンチに1-6, 4-6のストレートで敗れており、今大会でその雪辱を果たすかたちで8強入りを決めた。
現在世界ランク20位のチブルコワは2012年飛躍したシーズンを送っていた。
4月のバルセロナ女子オープンで準優勝、5月のイタリア国際女子では当時世界ランク1位のV・アザレンカ(ベラルーシ)を下す金星をあげN・リー(中国)に敗れるもベスト8、翌週行われたブリュッセル女子オープンでもベスト8進出を果たし、全仏オープンに向けて勢いをつけた。
その全仏オープンでは、4回戦で再びアザレンカと対戦するもストレートで退けて勝利をものにし、準々決勝でS・ストザー(オーストラリア)に敗れるも2009年以来となるベスト8進出を果たした。
その後マーキュリー・インシュアランス・オープンでは決勝でバルトリを下して見事優勝を飾ると、2009年に記録した自己最高ランク12位まであと1つに迫る13位を記録していた。
今シーズン2つ目のタイトルを目指すチブルコワはベスト4進出をかけて、第16シードのA・イバノビッチ(セルビア)を下した第4シードのリーと対戦する。
一方、ウィンブルドン初優勝を果たしたM・バルトリ(フランス)は、久々の公式戦となった今大会3回戦まで勝ち進んでいたが、M・リバリコワ(スロバキア)に第1セットをタイブレークの末に先取され、迎えた第2セット序盤に棄権を申し入れた。
棄権の理由について、腹部の怪我としているバルトリは「過度の疲労によるものだと思う。でもそれは大きな痛みを伴っていて、今はっきりとしたことは言えない。」と、コメントしている。
思わぬ勝利が転がり込んだリバリコワは準々決勝で、第1シードで世界ランク1位の女王S・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○S・エラーニ(イタリア)(5) vs. ●A・コルネ(フランス), 7-5, 7-6
○A・ラドワンスカ(ポーランド)(3) vs. ●S・スティーブンス(アメリカ)(14), 6-1, 7-6
○N・リー(4) vs. ●A・イバノビッチ(16), 3-6, 6-1, 7-6
●M・バルトリ(7) vs. ○M・リバリコワ, 6-7, 0-1 (途中棄権)
○S・ウィリアムズ(1) vs. ●K・フリッペンス(ベルギー)(13), 6-0, 6-3
●J・ヤンコビッチ(セルビア)(15) vs. ○S・キルスチャ(ルーマニア), 3-6, 4-6
●R・ビンチ(10) vs. ○D・チブルコワ, 3-6, 6-7
○P・クヴィトバ(チェコ共和国)(6) vs. ●S・ストザー(12), 6-3, 6-3
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