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女子テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は3日、シングルス4回戦残り4試合が行われ、第12シードのM・キリレンコ(ロシア)がノーシードのB・マテック=サンズ(アメリカ)を7-5, 6-4のストレートで下し、今大会初となるベスト8入りを決めた。
今大会2回戦で2011年のチャンピオンで第6シードのN・リー(中国)を下す大金星を飾ったマテック=サンズを下したキリレンコだったが、出だしは思うようなプレーではなかったと感じていた。
「今日は良いプレーだとは感じていなかったの。ショットやサーブなど、全てでしっくり来ていなかった。コートに立ってすぐに1-4の劣勢に立たされてしまったわ。何も上手く行かないって感じていたの。だから、“まあ良いわ。自分だって経験も豊富だし、ちょっと時間とリラックスする事が必要なんだ”って言い聞かせたの。そうしているうちに、この試合に勝てるって感じ始めたの。」とキリレンコは、試合中に調子を上げて行った事を明かした。
「この大会では、これまでも何度か8強入り出来そうな時があったけど、それが叶わなかったの。今は26歳になってこうして達成出来た。今のテニス界は、年齢が重要だったりもするわ。30歳を超えてから好成績を残している選手もたくさんいるの。何故かは分からないけど、それは選手に取っては良い事だって思う。」と、今のテニス界の状況を語っていた。
昨年のウィンブルドン以来となるグランドスラムで3度目の8強入りを果たしたキリレンコは、自身初となるグランドスラムのベスト4入りを懸けて元世界ランク1位で第3シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)と準々決勝で対戦する。アザレンカはこの日、2010年のチャンピオンで2011年に準優勝を飾ったF・スキアボーネ(イタリア)を6-3, 6-0の快勝で退けての勝ち上がり。
キリレンコはアザレンカとの対戦について「全てにおいて良い状態でなければならないわ。肉体的にも万全で、良いサーブも打って。つまり全てで良くなければ彼女(アザレンカ)を下す事は出来ない。そうなって初めて彼女を下すチャンスが生まれて来るの。」と強敵である事を認識しつつ、気持ちを高めていた。
【全仏オープン2013 男女対戦表】
【全仏オープン2012 男女対戦表】
【全仏オープン2011 男女対戦表】
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○M・シャラポワ(ロシア)(2) vs. ●S・スティーブンス(アメリカ)(17), 6-4, 6-3
○V・アザレンカ(3) vs. ●F・スキアボーネ, 6-3, 6-0
○M・キリレンコ(12) vs. ●B・マテック=サンズ, 7-5, 6-4
○J・ヤンコビッチ(セルビア)(18) vs. ●J・ハンプトン(アメリカ), 6-0, 6-2
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