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男子テニスツアーのBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、賞金総額46万7,800ユーロ、レッドクレー)はシングルス準決勝が行われ、第3シードのT・ハース(ドイツ)がI・ドディグ(クロアチア)を6-4, 6-3のストレートで下し、決勝に駒を進めた。
この試合、ハースは6本のサービスエースを放ち、また10度手にしたブレークポイントのうち3度のブレークに成功し、1時間30分で試合を締めくくった。ハースはこれでドディグに対して、今季2勝目を決めた。前回は2月のデルレイビーチ国際テニス選手権で、その時は準々決勝でハースがフルセットで勝利した。
試合後、ハースは「ところどころ、試合の鍵となるポイントがあったけれど、それで勝敗が決まった。戦い抜けて嬉しいね。彼(ドディグ)はいいテニスをこの1週間に渡ってみせていて、強豪を何人か倒していた。今日は故郷の人々の前でプレーし、勝てて良かった。スタジアムは、かなり満員だったね。」と、振り返った。
ハースは決勝戦で、第4シードの同胞P・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。コールシュライバーは、準決勝でノーシードから勝ち上がってきたD・ブランズ(ドイツ)を6-7 (4-7), 6-3, 7-6 (7-5)の大接戦の末に下しての勝ち上がり。試合時間は2時間14分だった。
ハースは、13年前の今大会で準優勝しており、久々の決勝進出。また、ATPツアー13勝のうち故郷ドイツでは3勝しており、今回は4勝目を狙う。
35歳ベテランのハースは「(再び決勝に進めるなんて)かなりあり得ない出来事だね。13年という月日は長いもので、今回再び決勝に進めて驚きだよ。今回は、さらに1歩進んで優勝したいと思っている。今の大きな目標は、これだよ。」と、意気込みを語った。
ハースは、今回が今シーズン2度目の決勝進出で、SAPオープンではM・ラオニチ(カナダ)に敗れたものの準優勝を飾っている。今季、ハースの戦績は17勝7敗で、ソニー・オープン男子では準決勝でD・フェレール(スペイン)に敗れたものの、世界王者のN・ジョコビッチ(セルビア)を下してベスト4入りしている。
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