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4月7日に行われた男子テニス国別対抗戦デビスカップのワールドグループ準々決勝のシングルスで、右足首を捻るアクシデントに見舞われた世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)。来週からモナコのモンテカルロで行われるモンテカルロ・マスターズへの出場が危ぶまれているが、ジョコビッチは前向きな見解をみせている。
4月5日から7日にかけて行われたデビスカップで、セルビアはアメリカに2勝1敗と勝利まであと1勝と迫り、迎えた最終日の第1シングルスでそのアクシデントは起きた。S・クエリー(アメリカ)と対戦したジョコビッチは、試合開始直後に右足首を捻挫してしまい、トレーナーを要求し治療を受けた。
その後、コートに戻り試合を続けたジョコビッチは7-5, 6-7 (4-7), 6-1, 6-0でクエリーを下し、セルビアに勝利をもたらすと同時に、準決勝進出を決めた。
その後、ジョコビッチは自身が所有する飛行機でフランスのニースに飛び、拠点を置いているモナコへ戻り、MRI検査で診察を受けて怪我の状態を診てもらった。
「足首は腫れあがっていた。怪我がどれくらい悪いのか診てもらう必要があるし、モンテカルロでのマスターズ1000大会に出場出来るかの意見をもらう必要がある。」とジョコビッチは、試合後に語った。
伝えられたところによると、靭帯などの損傷は見つからなかったという事で、足首を捻った事で数日の治療と休養が必要との診断だった。
ジョコビッチは「クレーシーズンが始まった。今、自分が住んでいるモンテカルロでの大会には出場したいと思っている。その大会が大好きだし、前向きに考えている。でも、出場を現実的に考えられるかは、まだわからない。」と、出場が微妙である事を明かした。
そして「モンテカルロ大会には、出場する予定でいた。モンテカルロに住んでいるし、そこで練習も積んでいるんだ。だから、自分にとって地元の大会のようなもの。」とジョコビッチは、大会への強い思いも加えた。
その後ジョコビッチは自身のフェイスブックで、さらに前向きなコメントをしている。
「受けた検査の結果を見て、今はとても前向きに、そして強い姿勢です。チーム一丸となって来週の大会へ向けて準備が出来るように、早い回復を目指しベストを尽くしているところ。たくさんの方々からの心配の声や、応援メッセージを頂き感謝しています。本当にありがとう。」と、ジョコビッチ。
出場への強い思いがあるものの、クレーシーズンが始まったばかりの時期に、無理をして怪我を悪化させたくない思いもあるジョコビッチ。最終決断が下るのは大会直前まで持ち越される。
4月14日の日曜日から始まるモンテカルロ・マスターズ。昨年ジョコビッチは、決勝戦でR・ナダル(スペイン)に敗れたものの準優勝を飾った。今年の同大会では、ナダルの大会9連覇の偉業がかかっている事でも注目が集まっている。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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