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女子テニスツアーのファミリー・サークル・カップ(アメリカ/サウスカロライナ州チャールストン、ハード)は、シングルス3回戦が行われ、第9シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が予選を勝ち上がったJ・ペグラを6-0, 6-4の快勝で、準々決勝へ駒を進めた。
この日は悪天候だったため大幅にスケジュールが崩れ、当初の試合開始より約7時間半も遅れてのスタートだった。そのため、スケジュールの序盤に予定されていた試合は翌日へと順延が決まる中、ヤンコビッチはコートに立ち19歳で世界ランク148位のペグラを1時間4分で退けた。
試合後、ヤンコビッチは「ただただ、じっと待っているのは簡単な事ではなかった。いつコートに入るかわからないから、いつでも入れるように準備しておかなければならない。お昼寝でもしようと思っていたけど、眠れなかったわ。雨で全ての試合が順延に決まったら、ショッピングにでも行きましょうって選手達で話していたの。」と、冗談交じりに語った。
しかし、コートに立ったヤンコビッチは数時間待たされたにも関わらず、好プレーを披露して勝利を飾った。
ヤンコビッチは「コートは、湿気でとても遅くなっていた。ボールも、とても重かったの。それに慣れてきて、しっかり対応も出来た。1日が終わってみると、とてもラッキーだった。やっと試合が出来るとわかってコートに立ってプレーをしたら、とても良いプレーが出来たから。」と、自身のプレーに好感触だった。
ヤンコビッチは準決勝進出をかけて、予選を勝ち上がったE・ブチャードと対戦する。ブチャードはこの日、第3シードのS・ストザー(オーストラリア)と対戦したが、6-1, 2-0とリードしたところでストザーが右足の怪我を理由に途中棄権を申し入れたため、労せず8強入りが決まった。
昨年のウィンブルドン・ジュニア・チャンピオンで19歳のブチャードは、これが自身2度目のWTAツアーでのベスト8入りで、プレミア大会では初となる8強入りだった。
ブチャードは「彼女(ストザー)との試合を楽しみにしていたの。良いプレーがきっと出来るはずって思ったから。棄権した事はとても不運だったけど、彼女は良いサーブを打っていた。コートがとても滑るから、自分もボールを負わなかった時があったけど、彼女は足にテーピングをたくさん巻いていたから、万全じゃないのはわかっていた。このレベルの選手を倒す事が出来ると信じているの。その時がきたという気がする。」と、今大会の勝ち上がりに自信を深めていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○C・ウォズニアキ(デンマーク)(2) vs. ●A・ペトコビッチ(ドイツ) (途中棄権)
●S・ストザー(3) vs. ○E・ブチャード, 1-6, 0-2 (途中棄権)
○J・ヤンコビッチ(9) vs. ●J・ペグラ, 6-0, 6-4
●J・ゴルゲス(ドイツ)(10) vs. ○S・ボーゲル(スイス), 6-3, 1-6, 3-6
今大会の優勝賞金は72万4000ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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