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男子テニスツアーのドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、賞金総額200万ドル、ハード)は、シングルス準決勝が行われ、今大会過去3度の優勝を誇る第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第4シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで退け、ツアー通算55度目の決勝進出を果たした。
第1セット、ベースラインから強烈なストロークを打ち込んでくるデル=ポトロに対し、ジョコビッチはバックハンドのウィナーで応戦。たった1度掴んだブレークのチャンスをものにしたジョコビッチが、第1セットを先取する。
第2セットに入るとデル=ポトロも反撃を開始し、第2ゲームでブレークに成功、ゲームカウント3-0とリードする。
これに対し、ここからジョコビッチが5ゲームを連取し、ゲームカウント5-3とリードする。しかし、意地を見せるデル=ポトロにジョコビッチはブレークを許し、第2セットはタイブレークへ。
タイブレークでも先にミニブレークをしたのはジョコビッチで、デル=ポトロに反撃を許さず、1時間44分で勝利を収めた。
試合後、ジョコビッチは「厳しい試合だったけど、上手く自分をコントロール出来たから、今日のプレーには満足しているよ。精神的にも今日の自分はタフだったと思う。本当に積極的で自信を持ったプレーが出来た事が、良いプレーにつながったと思うよ。」と、自身の試合を振り返った。
一方、敗れたデル=ポトロは「彼のプレーは勝利に値するよ。彼は、本当に良いプレーをしていたし、特にタイブレークは素晴らしいプレーだったよ。僕は、第2セットでプレーがバラバラになってしまいミスを重ねてしまったね。」と、ジョコビッチを称えた。
勝利したジョコビッチは決勝で、R・フェデラー(スイス)に逆転で勝利した第3シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦する。
ジョコビッチとベルディフは過去13度対戦し、12勝1敗と大きくジョコビッチが勝ち越している。直近では、今年の全豪オープンでの対戦も含め、ジョコビッチが10連勝している。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○N・ジョコビッチ(1) vs. ●J・M・デル=ポトロ(4), 6-3, 7-6
●R・フェデラー(2) vs. ○T・ベルディフ(3), 6-3, 6-7, 4-6
今大会の優勝賞金は42万9600ドル。
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